平良敏子さんは、1921年に沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉で生まれました。平良敏子さんは芭蕉布の復興と発展に尽力し、その功績により人間国宝となりました。芭蕉布は沖縄を代表する糸芭蕉から作られた強く美しい織物で、喜如嘉では、戦後に復活した工芸に高めた女性たちが、23の工程で芭蕉布を生み出しています。 平良敏子さんは、倉敷で勤労隊として働いた後、帰郷の際に倉敷紡績の社長である大原総一郎氏と民藝運動のリーダーである外村吉之助氏から「沖縄の織物を守り育てて欲しい」との言葉をかけられました。彼女はこの思いを受け止め、芭蕉布と共に生き、技術を磨き、後継者育成に努めました。1974年には「喜如嘉の芭蕉布保存会」が国指定の重要無形文化財保持団体として認定され、2000年には平良敏子さん個人が重要無形文化財「芭蕉布」の保持者に認定され、人間国宝となりました。さらに、2002年には「勲四等宝冠章」が授与された方です。
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