縮織とは、撚りの強い緯糸を使用して織り上げ、ぬるま湯で揉んで縮ませ、布全体にしわを表す織物のことです。この縮織を使った着物の代表格には、雪国の風土に根ざした麻織物である越後上布や小千谷縮があります。小千谷縮屋の六代目である樋口隆司氏は、重要無形文化財である「小千谷縮」の技法を活かし、絹織物に縮織りを施す「紬ちりめん」を発案しました。彼は全国で多くの個展を開催し、日本工芸会の正会員でもあります。樋口氏の作品は、「花・風・月・雪」などのモチーフを用いて雪国の四季を表現し、遊び心のあるデザインを展開しています。彼の作品は、独自のファッション世界を創造し、色柄が少ないのが特徴です。 樋口隆司氏の代表作には、「小千谷縮」「湯揉み絹縮」「紬ちりめん」の3種類があります。彼は第37回日本伝統工芸展で絽織縮絣着尺「風の道」が入選し、その後も様々な展覧会で受賞歴を積み重ねました。
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