仲井間香代子さんは、首里の儀保の高台に「なかいま手織工房」を構え、首里織の作家として広く知られていました。母親と共に工房で技術を磨き、首里花織や道屯織、手花などの手織りを手掛けてきました。彼女は琉球王朝の時代から受け継がれる首里織を、草木染の柔らかな色合いで表現し、自由な色彩感覚で新たな魅力を引き出しました。 草木染で染めた絹糸を使用し、民藝的な素朴さと首里織ならではの洗練された美しさを融合させた彼女の作品は、伝統と現代的な雰囲気を巧みに調和させています。長年にわたりその技術を追求し続けた仲井間さんは、満84歳で亡くなられました。
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