二塚長生さんは、1946年に富山県で生まれ、金沢市内の加賀友禅工房で伝統的な友禅の技法を修得し、独立されました。最初は加賀友禅を制作されていたそうですが、約30年前に加賀友禅の世界から離れ、糊糸目を主役とした独自の友禅の世界を築き上げました。二塚長生さんの作品の特徴のひとつは「白上げ」という技法です。友禅の糊置き技法の中でも、江戸時代中期に流行した糸目糊置きのみを用いて模様を白く表す技法を採用し、「雲」「風」「滝」といった躍動感あふれる自然のモチーフをダイナミックに表現しています。二塚長生さんは2010年に「友禅」の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。 経歴 1946年 富山県生まれ 1967年 金沢市内の加賀友禅工房で修業を始める 1974年 友禅作家として独立 1975年 第22回日本伝統工芸展 初入選 1991年 第28回日本伝統工芸染織展 文化庁長官賞 1995年 第32回日本伝統工芸染織展 文化庁長官賞 1997年 第44回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞 1999年 日本の工芸「今」100選展(フランス・三越エトワール)招待出品 2000年 第47回日本伝統工芸展 文部大臣賞 2006年 紫綬褒章受章 2010年 重要無形文化財「友禅」保持者に認定 2016年 旭日小綬章受章
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